第4話 殺すより、生かす方が高い 転生特典は米軍払い下げ?〜弾丸1発1ポイント。ハンヴィー1台から始める異世界軍事立国、気づけばイージス艦まで揃ってました〜

《転生2日目》

 村長の爺さんは、夜明けを待たずに逝った。

 蔵の隅に|藁《わら》を敷き、毛布代わりの麻袋を掛けた。俺にできたのは、昨夜飲ませた薬で痛みを薄めてやることだけだった。

 それでも爺さんは、途切れ途切れに村のことを話した。

 人間の開拓民と、行き場を失った獣人の一族が、半分ずつ金を出して拓いたこと。黒森に近い荒れ地へ、十年かけて石壁と大蔵を積んだこと。

「あの子らの、力がなけりゃ……あの石は、上がらなんだ」

 爺さんは、そこだけは自慢するように笑った。

「氾濫は、いつ来る。何体だ」

 俺が|訊《き》くと、爺さんは小さく首を振った。

「分からん……わしの若い頃は、あの谷の向こうにも、村があった……」

 浅い息を、ひとつ挟んだ。

「氾濫が来るたび、村は西へ……見た者は、村ごと、おらんようになる」

「東を……黒森の側を、見張れ」

 答えにならない。それが、今この村にある答えだった。

 最期まで、爺さんは村の子らの名を呼び、うわ言のように繰り返した。

「異形の子らも……同じ村の、子だ」

 守るための言葉にまで、世間の呼び方は染みついている。それでも爺さんは、同じ村の子だと言い切った。

 ミアが、皺だらけの手を両手で握っていた。泣き声は、しなかった。

 息が止まった時、蔵の中の誰も声を上げなかった。ただ、焼け跡で木の|爆《は》ぜる音だけがしていた。

「……勝手に置いていくなよ、爺さん」

 俺は視界の隅に残る灰色の文字を見た。

【重傷治療——Lv3で解放】

 何度見ても、表示は変わらない。この店は、爺さん一人の腹の傷を塞ぐ治療を売ってくれなかった。

 決めたことが、一つある。

 レベルを上げる。

 二度と、あの灰色の文字で人を見送らないために。

 ◇

 西門は昨夜のうちに閉め、元の|閂《かんぬき》を落とした。東の作業口も閉じた。

 動ける村人二人を夜番に残して、俺は空が白み始めるまでハンヴィーの荷台で二時間だけ眠った。

 起きて最初に、残っているものを数えた。

 生存者、三十人。戦いの前は三十三人だった。一夜で三十一人になり、夜明けに三十人。

 俺の帳簿は、この村の名をまだ聞かないうちから、引き算だけを先に書き込まれていった。

 残高、630AP。9mm弾、三十九発。|手榴弾《しゅりゅうだん》、四個。すぐ食べられる飯、五食。

 日没まで、十時間ほど。

 西へ古い街道は続いている。最寄りの城壁町でも、村人の足では何日もかかるという。

 負傷者と乳飲み子を含む三十人を、ハンヴィー一台では運べない。荷台へ詰めても一度に十人が限度だ。

 三往復している間、残す二十人を誰が守る。

 逃げるにしても、まず今夜を越さなければならない。

 必要なのは、守り、食料と水、傷の手当て、それから眠れる場所だ。

 今日の仕事は、三十人を次の朝まで生かすことだった。

「アルマ。9mm弾を百発」

【9mm弾100発:-100AP】【残高:530AP】

 安全装置を掛け、銃口を地面へ向ける。撃ち減った弾倉を抜く。薬室には一発残っている。箱から六発を足して弾倉を十四発へ戻し、差し込んだ。

 即応十五。予備三十。箱に九十四。

 昨夜の教訓は、その日のうちに手順へ変える。朝一番に弾を満たすのは、歯を磨くのと同じ習慣にする。

【修復処理完了。車両稼働率:100%】

 ハンヴィーは夜のうちに直っていた。凹んだボンネットも、傷んだ右前輪も、何事もなかったように戻っている。

 退路は一つ確保。次は飯だ。

「MREを四十食」

【MRE40食:-200AP】【残高:330AP】

 必要な朝飯は、村人三十人と俺のぶんで三十一。残る十四食は、|粥《かゆ》が間に合わなかった時の子供と老人、それから夜番の予備にする。

 蔵の前に積み上がった袋を見て、村人たちがざわめいた。

 最初に近づいたのは、腰の曲がった婆さんだった。袋を一つ手に取り、|矯めつ眇めつ《ためつすがめつ》してから、俺を見上げる。

「……あんた、精霊様かい。それとも悪魔かい」

「ただの補給屋だ。開けてやるから、貸してみな」

 封を切って渡すと、婆さんはひと口食べ、長いこと黙った。それから列の後ろへ怒鳴った。

「並びな! 温かくはないが、飯だよ!」

 飢えた人間の列は、神学論争より速かった。

 配る側へ回ったのは、ミアだった。自分の袋には手を付けず、年寄りと小さい子から順に渡していく。

 ミアを除く、自分で食べられる二十七人へ配り、俺も一食を流し込んだ。乳飲み子二人のぶんは、それぞれ母親へ回した。

 ミアの一食は、最初から脇へ取り置いてある。

「お前も食え。働くのはそれからだ」

 取り置いた包みを押し付けると、ミアは耳を伏せ、小さく|齧《かじ》った。それから目を見開いた。

「……あまい」

「クラッカーにジャムがついてる。当たりの袋だ」

 五APの味に、尻尾が正直に揺れていた。

 ミアはクラッカーを半分だけ食べた。残りへ丁寧にジャムを塗り、包みへ戻して服の内側にしまった。

 ◇

 腹へ物が入ったところで、仕事を分けた。

 動ける男は、死体の始末と西門・東口の補強。手が余れば、東壁の内側へ焼けた梁と石で警報障害を組む。

 女たちは、蔵の麦を|挽《ひ》く者と、傷を診る者。解体に触れた手と刃物は炊事へ回さず、湯で洗う。

「壁の外へは、まだ出るな。水場は先に調べる」

 村でただ一人の狩人だという若い男が、進み出た。ヤン、と名乗った。

 目は俺より先に、腰のM9を見ていた。

「それは、弓なのか? 弦も矢も見えねえが」

「弓の親戚だ。すごく小さい矢を、火の力で飛ばす」

「引き絞らずに射れるのか」

「話は歩きながらだ。まず水場までの道を見せてくれ」

 恐怖より道具への好奇心が先に立つ。狩人としては、悪くない。

 南の水口へ着き、閂に手を掛けたところで、ミアが鼻先を上げた。灰色の耳も東を向く。

「におい、する。……きのうの、やつら」

「数は」

「いつつ」

 その半拍後、視界に警告が出た。

【敵性反応:5——脅威度E、ゴブリン。南東、約二百五十メートル】

 アルマの表示より、ミアの鼻の方が早かった。

「ミアは門の内で耳を澄ませろ。敵が動いたら鉄板を鳴らせ。ヤン、来てくれ」

「わかった」

 ミアは不満を言わず、一歩下がった。

 医療袋のガーゼを千切って丸め、ヤンへも渡した。二人で耳へ詰めてから、風下へ回る。初日の耳鳴りで、懲りている。

 ヤンが地面へ膝をつき、草の倒れ方を指でなぞった。

「夕べ逃げた足だ。昼は藪で伏せて、日が落ちたら水口から戻るつもりだったんだろう」

 ヤンの案内で川下の窪みを進み、三十メートルまで詰めた。藪の隙間に、緑の背が五つ重なっている。

 岸の岩へ身体を預け、M9を構えた。

 二度、引き金を絞る。発射音が水面と岸の岩を往復し、先頭の一体が崩れた。

 ヤンが動きを読み、止まる場所を指す。二体目、三体目、四体目。各二発で倒す。ここまで八発。

「右に一体!」

 ヤンの声に銃口を送る。逃げ先へ照準を置き、さらに四発を刻んだ。最後の影が藪の手前で転がる。

 十二発で、五体。

 銃口を下げ、残弾を確かめた。薬室に一発、弾倉に二発。予備二本は満タンだ。

 転生直後の一体あたり五発から、二・四発。まだ上手いとは呼べない。

【討伐報酬:10AP×5を付与】【残高:380AP】

 水口へ戻ると、ミアは鉄板の脇で待っていた。

「よく見つけた」

 頭へ手を置くと、怒ったように顔を逸らした。尻尾だけが揺れていた。

 ヤンは倒したゴブリンより、俺のM9を見ている。

「……連射もできるのか。なんてこった」

「見物は後だ。先に片付けるものがある」

 ヤンが男衆を呼び、荷車で南東の五体を運ばせた。

 村へ戻ると、まず撃ち減った弾倉へ箱から十二発を戻した。即応十五、予備三十、箱に八十二。使った分は、その日のうちに埋める。

 それを終えた俺を、昨夜の四十一体と合わせた死体の山が待っていた。

 気の重い覚悟を決めかけた俺の横で、年|嵩《かさ》の農夫たちは当たり前の顔でナイフを研ぎ始めた。

「魔物の解体は百姓仕事だよ、旦那。黒森のそばで生きるってのは、そういうことさ」

 その言葉どおり、手際は俺の百倍よかった。俺も一体だけ教わって刃を入れ、あとは邪魔をしないことにした。

 昼までに、昨夜の群れから魔石二十八個。今朝の五体から、さらに五個。

 爆殺した十体ぶんは砕け、|轢《ひ》いた分からも三個が潰れていた。今朝の五個は、銃で倒したぶんだけあって傷がない。

 解体屑と洗い水は、井戸と汲み場と畑から離れた乾いた場所へ掘った穴に入れ、土を厚く掛けた。

 村人たちは、集めた三十三個を当然のように俺へ差し出した。

「あんたの獲物だ。あんたの取り分だ」

 受け取った。

 昨夜使った手榴弾六個が180AP。弾六発が六。修理が120。戦闘原価は306AP。

 討伐報酬410APと魔石140APを入れて、差し引き244AP。

 命を張った仕事の戦利品まで、手放す理由はない。取るべき報酬を渋る男は、施しをする男より信用されない。

【魔石28個を換金:+140AP】【残高:520AP】

 残した五個を、農夫へ押し戻した。

「朝の二十八個は、昨夜の戦利品として受け取った。こっちの五個は、四十六体を捌いた手間賃だ。村の袋へ入れてくれ」

「だが、旦那が獲ったもんだ」

「石を取り出して洗ったのは、あんたたちの手だ。仕事には取り分が要る」

 施しではなく、対価にする。そう言うと、農夫はようやく籠を抱え直した。

『昨夜の戦闘費について、勘定科目「|轢殺《れきさつ》費」を新設しますか?』

「却下だ。車両運用費に入れろ。うちの帳簿を物騒にするな」

 少なくとも、経理の言葉まで血まみれにする必要はない。

 解体の手を動かしながら、村人たちから昨夜の話を聞いた。

 群れの足音を最初に拾ったのは、獣人の耳だった。半鐘代わりの鉄板を鳴らしたが、日暮れ時の村人は畑や水場へ散らばっていた。

 門は、最後の一人が戻るまで閉められない。

 その門口に立ち、|鍬《くわ》と杭で群れを止めたのが、昨夜、門柱の左右に倒れていた二人だった。

 俺の「間に合った」は、その二人が稼いだ数十秒の上に載っていただけだった。

 警報は、人死にを消してはくれない。減らせる、だけだ。

 ◇

 三人の墓は、村の墓地の隅に並べて掘った。村長と、門口で果てた人間と獣人の男が一人ずつ。

 俺も最初の土へシャベルを入れ、村人たちが交代で掘り継いだ。

 二人の妻は、それぞれ夫の顔を布で拭ってから土を掛けた。泣くのは石を積み終えてからだと、決めているような手際だった。

 祈りの言葉そのものは分かった。だが、どの神へ何を託し、なぜ最後に石を積むのかまでは分からなかった。

 最後にミアが墓石の前へ置いたものだけは、分かった。

 朝から服の内側へしまっていた、ジャム付きクラッカーの半分だった。

「……あまいの。じいちゃんの、ぶん」

 血は繋がっていない。人間も獣人も、村の子供は皆、あの爺さんを「じいちゃん」と呼んでいたのだという。

 墓を離れたところで、足が一度もつれた。人間も、空のままでは働けない。

「ヤン。二時間、村と東を見てくれ。異変があれば起こせ」

「あんたが寝てる間に来たら、俺らで鐘を鳴らす。それでいいな」

「それでいい」

 眠りも弾と同じだ。空になってからでは遅い。

 俺はハンヴィーの荷台へ潜り、二時間を補給した。

 ◇

 目を覚ますと、西門の閂には予備の横木が足され、東口は焼けた梁と石で塞がれていた。

 東壁の内側では、男たちが別の梁を斜めに立て、根元へわざと不安定に石を積んでいる。

 外壁は崩れていない。だが、東口をこじ開けても、壁を越えて梁を押しても石が崩れ、必ず音が出る。

 閉じた門と警報縄も、夜番を起こす時間を稼いでくれる。

「次は水だ」

 南の壁には、水汲み専用の小さな木戸がある。村の連中は「水口」と呼んでいた。

 飲み水は壁内の井戸で足りる。洗いと家畜、炊き出し、火消しには、小川から大量に運ぶ必要がある。

 カタログにも水はある。一リットル、一AP。

 三十人なら、一日百リットルは軽く動く。今の残高の五分の一近くが、毎日水へ消える勘定だ。

 目の前に川があるのに、それを買う男を補給屋とは呼ばない。

 朝のうちに周囲は調べてある。水口を開け、待たせていた女たちを呼んで桶の列を作った。

 俺も桶を担いだ。

 ◇

 日が傾く頃、朝に並べた四つの条件が埋まり始めた。

 水瓶は満ちた。蔵の麦を挽き、踏み荒らされた畑から拾った芋と一緒に、大鍋へ入れた。

 西門には元の閂と予備の横木。東口は梁と石で封鎖した。

 東壁の内側には、別の梁と崩れやすい石の警報障害。蔵の|樫《かし》扉にも、新しい横木を渡した。

 夜番は二人一組で三交代。鉄板の半鐘へ、西門、東口、東壁の見張り位置から縄を引いた。水口の閂も、開閉するたび確かめる。

 焼け跡の|余燼《よじん》にはもう一度水を回し、煙の残る場所へ見張りを置いた。

 完全じゃない。それでも、眠っている間に喉を裂かれる壁ではなくなった。

 蔵の中央には乾いた藁と麻袋を敷き、三十人ぶんの寝床を作った。乳飲み子と老人は風の入らない奥へ、動ける者は扉に近く。

 傷を一人ずつ見直した。村長以外に、重傷者はいない。

 止まっていない出血を押さえ、汚れた傷を冷ました煮沸水で洗う。残っていた消毒薬は傷の周りへ使い、深い傷には清潔な布を当てた。

 アルマの判定でも、全員が通常処置の範囲で安定している。

 医療袋の底に残った青い応急パッチは使わない。圧迫と清潔な布で足りる傷へ、最後の一枚を切る必要はなかった。

 |麦粥《むぎがゆ》は薄かったが、湯気は立っていた。

 婆さんが塩の|按配《あんばい》を仕切り、ミアが|椀《わん》を運び、農夫たちが|薪《たきぎ》をくべる。

 焼けた村の真ん中で、生活がもう立ち上がり始めていた。

 最後の一椀は、東口で最初の夜番に立ったヤンへ運ばれた。

 ヤンが、湯気へ口をつけた。

【救援活動・総合精算】
【対象30名の当面の安全・食料・水・医療・休息環境を確認】
【救援報酬:100AP×30=3,000APを付与】
【終末期支援:|疼痛《とうつう》緩和・看取り 100APを付与】
【残高:3,620AP】

「——は?」

 三千百。

 昨日、命懸けで四十一体を相手にして、討伐報酬は410APだった。飯と水と寝床と包帯で、その七倍以上。

 最後の一行を見て、胸の奥に硬いものが引っ掛かった。

「救えなかった爺さんまで、俺の売上にするな」

『死亡への報酬ではありません。対象の疼痛を軽減し、孤独を避けて看取った行為への対価です』

 爺さんの皺が、薬で少しだけ緩んだ顔を思い出した。救えないなら、何をしても同じ——ではない。

「……明日も同じ三十人に飯を出せば、また三千か」

『いいえ。同一危機に対する維持行為へ、救援報酬は重複付与されません』

「そう上手くはいかないか」

『はい。しかし、生存基盤の維持は推奨します』

 商売上の愛想はないが、筋は通っている。

「殺すより、生かす方が高いのか」

『はい。当システムの価格思想です』

「感謝されたかどうかは、関係ない?」

『関係ありません。判定は客観的な生存状態の改善に基づきます。好かれる必要はございません』

 人気商売ではなく、実務。俺向きだった。

 兵器を山ほど売りながら、核兵器だけは棚へ置かない。

「アルマ。お前を作ったのは、誰だ」

『回答権限がありません』

 即答だった。初めて聞く種類の、即答だった。答えられないのではない。答えを、閉じている。

 視界には、三千百の入金表示と重なって、別の通知が点滅していた。

 だが、先に袖を引く小さな手があった。

「あなたは、なに? しょうにん? へいし?」

「……ただの補給屋だ。物を運んで、足りないものを揃える」

 ミアは、門と水瓶と大鍋を順に見た。

「みんな、あなたのいうとおり、うごいてた。……たいちょう?」

「隊長ってのは、もっと偉い奴だ」

「とうさん、いってた。キャラバンは、めしとみずをきらさないひとのいうこと、きく」

「それが隊長か」

「俺は補給屋だ」

「たいちょう」

 決定らしかった。灰色の耳が、警戒ではなく、誇らしげにぴんと立っていた。

 ミアの手が袖から離れてから、通知を開いた。

【累計獲得APが2,000を超過しました】
【システムレベル:2に到達】
【身体補正:総合1.5倍へ更新】
【亜空間格納庫:小型倉庫一棟分へ拡張】
【解放:分隊支援火器/トラック/発電機/医薬品(抗生物質ほか)/指向性対人地雷】

 腰を上げると、身体が予想より軽く跳ねた。踏み出しかけた足を、半歩で止める。倉庫の棚だけが増えたわけではないらしい。

 医薬品。

「怪我人に、抗生物質は要るか」

『現時点で投与適応のある対象はいません。予防投与は推奨されません。感染徴候を監視してください』

「分かった」

 重傷治療の行は、まだ灰色のままだった。あと一段、足りない。

 解放された品名をもう一度追う。その一つで、目が止まった。

 発電機。

 爺さんに朝を見せることはできなかった。だが、生きている三十人の夜には、まだ間に合う。

 |焚《た》き火だけの、この暗い村に——電気の灯りを。

「アルマ、カタログを開け。買い物の時間だ」

『はい、所有者。ようこそ、レベル2へ』



【第4話 収支(AP)】
期首 630
収入 +3,290
 魔石 28個の換金 +140
 残敵掃討 5体 +50
 救援報酬 30名 +3,000
 終末期支援(看取り) +100
支出 −300
 9mm弾 100発 −100
 MRE 40食 −200
期末 3,620
累計 4,745/システムLv2
【手持ち】
9mm弾 127発/手榴弾 4個/MRE 14食/応急治療パッチ 1枚
※命懸けの41体が410。三十人ぶんの飯と水と寝床と手当てが3,000。値付けをしたのは、誰なのか。

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